東京都美術館「ものののこしたか」展開催!

東京都美術館ギャラリーBにて、

都美セレクション グループ展 2022 「ものののこしかた 」

を開催します。


古川利意氏の会津の記憶、風習を残したいという思いから絵を描かれてきた事実や、その残された絵を保存・展示する取り組みを出発点として、「ものののこしかた 」について考える展覧会になっています。


古川利意氏の作品から、企画を行った西尾佳那を代表とし、7名の若手作家が、「アーカイヴ」と「会津」にキーワードに作品を発表しています。


7月18日に開館する、古川利意記念美術館「農とくらし」に収蔵される作品を一足早くご覧いただける機会にもなっております。


<展覧会ステートメント>

「つくること」と「のこすこと」を区別しないアーティストによる想像力で生成された世界では、

明日の日記が記され、地図なき場所が創出される。

記録写真の対象が変幻し、全ては夢だったと気が付いて異世界に行くこともある。

このような過去と未来、記憶と妄想、現実と虚構を共に引き寄せる収集作業によって、

異なる領域の物語や時代の間で新たな出会いが促される。「ものののこしかた」とは、そのための方法に他ならない。

福島県会津地方で教員・郷土史家として活動し、失われつつある地域の記憶を数多くの絵画や版画に描き残した古川利意(ルビ:ふるかわとしい/1924-2020)。

古川氏の作品を収蔵する記念美術館設立への取り組みを起点に、本展では、「ものののこしかた」≒「アーカイヴ」について考察していきます。

各作家たちは、異なる時間や領域、現実と虚構の間を行き来し、そこで紡ぎ出される様々な物語と向き合いながら、想像力とともに成る「のこすこと」の多様なあり方と、その可能性を提示します。


<展覧会概要>

●会場: 

東京都美術館 ギャラリーB

(〒110₋0007 東京都台東区上野公園8-36)

●会期: 

2022年6月11日(土)~7月1日(金)

●開室時間: 

9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)

金曜日は9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで)

●休室日: 

6月20日(月)

●観覧料: 

無料

●問い合わせ: 

メールアドレス:

furukawatoshii.mg@gmail.com

ウェブサイト: 

都美セレクション グループ展 2022 HP

●主催: 

Summer Catch Salmon、公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館

●助成:

公益財団法人 花王 芸術・科学財団

公益財団法人 朝日新聞文化財団

●協力

古川利意記念美術館「農とくらし」

古川利意記念館事業実行委員会

●機材協賛

エプソン販売株式会社


<参加作家>

新井 毬子、居村 浩平、岩崎 広大、菅野 歩美、西尾 佳那、畠中 瑠夏、辻 梨絵子、古川 利意



古川利意記念美術館「農と暮らし」

蔵を改修した奥山に佇む美術館

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